ポーランドの民間療法。胃痛にスピリタス
誰もが一度は経験するであろう
【胃痛】
胃痛は症状のことなので
正確には
【びらん】や【潰瘍】はたまた【悪性腫瘍(がん)】などに起因するものです。
日本においては
胃痛を感じた際、対応はだいたい
1:我慢できるときは我慢。
2:市販の胃痛を飲む
3:治らなければ仕方なく病院へ受診
という流れだと思います。
さてポーランドではどうか。
胃炎持ちの私は頻繁に胃痛を訴えるのですが、
日本から持ってきた胃薬(PPI)の在庫を切らしてしまいました。
それをポーランド人に話すと
出てきたのが
これ
【スピリタス】というアルコール度数96%のウォッカ
胃痛にはこれをワンショット飲むのが良いんだとか。
各家庭のブレンドがあり、ミントや果実を混ぜるため実際のアルコール度数は80%台に落ちています。
このスピリタスはかなり果実の甘味を感じたので、リンゴなどが大量に漬かっていたのでしょう。
とはいえアルコールはアルコール。
胃痛にアルコールなんて正気の沙汰じゃない!と最初は拒否しました。
でもまぁ今はポーランドに住んでいるし、郷に入れば何とやらで試してみました。
ショットグラス程度をぐいっと一気飲み。
果実の強い甘味を一瞬感じましたが、瞬時に咽頭が焼けます。喉ごしが熱い...というより痛い。
胃に到達したであろう感覚は、まさに
【熱】という感じ。
こんなの飲んでしまったけど大丈夫なのだろうかと一抹の不安がよぎりましたが、5分ぐらいすると不思議なことに胃痛が消えていました。
これはアルコールによる麻痺なのではないか...とも思いましたが、結果症状改善にはなったので貴重な体験ができました。
胃の中がどうなっているかはわかりませんが。